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ハッセㇽブラッドは有名な中判カメラです。名前と外観だけは知っていましたが、2か月ほど前に友人から実物を触らせてもらいました。

独特の形状、手にズシリと来る重みは、ただの写真を撮る道具にとどまらない愛着を感じさせます(人様のカメラですけど・・・・・・)使わないときは手入れして棚に飾っておきたくなります。そう思うと部屋をきれいに片づけるかもしれません。

タイトルに「衝撃」と付けていますが、衝撃なのはファインダーでした。

上からのぞくタイプのファインダー、サイズは5センチ角くらいでしょうか。ファインダーというよりはデジタルカメラのライブビューのような感覚ですが、見え方はまったく異なります。

とにかく像が明るい。そして、ピントを合わせると合焦する部分がクッキリと浮かび上がってきます。今まで使ってきたデジタル一眼レフのファインダーで、こんな鮮明な見え方を経験したことがありません。

ただ「よく見える」だけではない、肉眼で見るのとも違う、目の前の何でもない光景がファインダーを通すことで特別なものに見えてきます。

正直、このつたない文章ではまったく魅力を伝えられません(笑) 実際に見てみないとこの感動はわかってもらえないと思います。

そして、ふだんは「作業」の要素が強い、ピント、絞り、シャッタースピードなどを決めていく過程も、ある種の儀式を行なうような、特別な気持ちになります。古いカメラの、1枚を撮るのに手間をかける楽しさというものを、初めて実感しました。

そうした過程を経て切るシャッター、ガシャッ!というかバシャッ!というか、大きな音と指に伝わる感覚が、特別な1枚を撮ったというしびれるような快感をもたらしてくれます。

先日、現像したポジフィルムを見させてもらいましたが、ファインダーをのぞいたときの特別な気持ちがよみがえりました。

ポートレートに関していえば、「そこに人がいるだけ」で画が成立します。

フィルム1本で撮影できるのは12枚(120フィルムの場合)ですが、1枚を撮るまでの過程を考えると、12枚も撮ることができたら充分だという気がします。

ハッセルブラッドを持たせてもらったときのような気持ちで、ふだんの撮影も行なってみようと思い、後日試してみましたが、やはり同じようにはいきませんでした。でも、丁寧に撮るということをあらためて意識できたことは良い経験だったと思います。
(枚数を撮りながら手探りしていく、デジタル撮影の良さももちろんあります)

そんな衝撃と感動を与えてくれたハッセルブラッドですが、一式を使用できる状態で購入すると20万円近くかかります。現在、カメラにそこまでお金はかけられませんし、仮にお金があったとしても、現実的な選択肢として新しいデジタル一眼レフか、レンズを買ってしまうような気がします。

ただ、ハッセルブラッドにこだわらなければ現実的に手が届く価格帯のカメラもありますし、中判フィルムカメラは今後も気になる存在です。