現在、事情によりあらかじめ予定を組んでの撮影(ポートレート撮影)ができない状況です。土日の予定が当日か前日に確定し、そこで初めて、モデル募集を行なっています。応募が来ないときは(だいたい来ませんが)、ロケハンと散歩撮影を兼ねて一人で出かけているか、家で写真の作業をしています。


最後にポートレート撮影を行なってからまだ1ヶ月しか経っていませんが、もうずいぶんと長いこと撮影を行なっていないような気もします。そして、昨年までの精力的に撮影していた頃が夢だったかのように(笑)現実味がやや薄れていたりもします。晴れた土日には撮影がしたいと思いますが、意外と静かな気持ちで(今のところは)過ごしています。


写真が好きな気持ち、写真を撮りたい気持ちは変わっておらず、これまでやってきたことや、これからやりたいことなど、今後の自分の生活に沿った写真の取り組みを、今は考えているところです。

狗飼恭子さんの短編小説「月のこおり」を初めて読んだのは、今から20年近く前のことです。


狗飼恭子という作家と、この作品をどういうきっかけで知ったのかは覚えていません。


この作品については、とにかく切ないという印象が残っていましたが、内容に関する記憶がほとんど残っていませんでした。


長い詩を読んでいるような感覚。一語一語、一行一行、透明感があり、繊細で、はかない言葉たち。


数年前に、あらためて読み返してみたくなり、今度はKindleで購入しました。


作中、「写真」について書かれている箇所があり、とても胸に迫るものがありました。


初めて読んだときにどんな気持ちでその部分を読んでいたのかは、もはや覚えていないのですが、写真を撮るようになってからその部分を読んで、とても胸が苦しくなり、だけど、とても共感するものがありました。


作者自身も写真を撮る人なのでしょうか。


調べたことはないのでわかりませんが、ポートレート写真を撮ったことのある者だけが知る思いが、そこには書かれていると思いました。


撮りたい人を、心を開いて、真摯な気持ちで撮るとき、「うれしい」「楽しい」だけではない感情に戸惑い、揺さぶられることがあるかもしれません。


そのことを知る人には心に寄り添うものもとして、まだ知らない人には心の準備として、この作品を読んでみることをおすすめしたいと思います。
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Goodbye Girlhoodは一眼レフを使い始めた2004年から、現在の撮り方に落ち着く前の2010年頃までの写真をまとめようというシリーズです。

とある作品のためにBD-Rに焼いている写真を1枚ずつチェックしていますが、1枚のディスクに無駄なくデータを収めることを優先しているため、最近の写真と昔の写真が混在しています。

昔の写真を見ていると懐かしい気持ちになり、つい本来の作業から外れてチェックしてみたり、調整などをしてしまいます。

いずれは本腰を入れて取り組むつもりですが、今はとりあえず娯楽的にぼちぼちと。

昔の写真は今よりも下手ですし、あまり明確な意図もないのですが、その分、自由な雰囲気もありますし、今より和やかな感じもします。時代とか、自分の年齢とか、それに伴うモデルの人とのコミュニケーションが、今とはちがう、そういう空気が写っているような気がします。

昔の写真を見てみて、今あらためて考えること、今の活動に取り入れられることもあるのかなと思います。